先日(2011年11月26日)、江戸の町並みが今も残る五條「新町通り」で街遊びを楽しみました。

遊びの具は300年前の昔町で、300年前の暮らしぶりを再現した「まちなみ伝承館」という小屋で、江戸の最大の娯楽・人形浄瑠璃「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」の演目­を愉しむという粋なイベント。

何と参加費は、人形浄瑠璃 + 昼食(うどん・柿の葉寿司) + ラムネ + 地元観光ボランティアの町案内 = 5,000円・・・という価値の高いイベントでした。

そこはテーマーパークにない生活感、界隈、歴史を大切に紡いできた人々の息づかいを感じることができる空間。

文楽界とNPO「大和社中」がコラボした素晴らしいイベントに拍手喝采!眼に心に癒された一日でした。

当日のスケジュールですが、
●12時:うどんと柿の葉の寿司
●13時30分:文楽鑑賞(文楽入門講座 + 演目鑑賞)
●15時30分:ボランティア同行の町並み散策
●16時30分:解散

 

300年前の江戸の空間で江戸の浄瑠璃を鑑賞するという粋なはからいに感動すると共に、その空間が何が凄いと言っても実際に人が住んでいる界隈であること、そして300年以上の経つ家が3軒ほどあり、家を新しく買うよりも維持費がかかるという話をボランティアの解説を聞いて、そこで暮らす人々そこではの心意気を感じた一日でした。


ツアーに参加した人の数は約80名で、午前の部もあったので、総数160名。ほぼ満員でしたから、売上は約90万円ということになりますね。

箱代、文楽出演者の出演料・交通費・機材運搬費など、ボランティアガイド3名、スタッフ(町の人、ザッと30名くらい)を考えると、そう儲かったわけではないと思います。それでも年間を通じて、様々なイベントを展開するNPOと町の人々の情熱に拍手を送りたくなりました。

狭い一本道に江戸時代の建物が77棟、明治時代の建物が19棟。こうした町並みが奇跡的に残り、今も人々が暮らし、未来につなげようとしている。そ うした軌跡は偶然ではない。NPOと自治体、そして住民が一体となった活動があったのです。そのことについては次号で紹介したいと思います。

次号へ続く〜

★当日の散策の様子をスライドショーにまとめましてので、よろしければ、ご覧ください。

 

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