10月に取材の仕事を兼ねて、東北・松島と平泉を旅しました。ボランティアでもなく、震災に関する仕事でもなく観光振興の仕事、その合間にただ観光をして、遊んで、少しのお金を落としてきただけです。

その時に感じたことが「ささやかな観光をする人が1人でも多く戻ることが、東北の日常回帰につながる!」ということです。

その時にお世話になったお宿が「松島佐勘 松庵」。明るくて元気、そして人情を感じる「おもてなし」にふれることができました。

もちろん、スタッフたちはご商売ですが、今まで多くの宿に泊まってきましたが、その多くはマニュアルトークでした。が、松島の宿は小さいときから、親戚や友達、地域の交流を通じて育まれた「人をもてなす」ことの大切さを自然に身につけていることが伺えました。

こうした心やさしくて、勤勉に働く人々が暮らす東北の地は必ず、再興されるに違いないと強く思った次第です。
来年もささやかですが、東北の物産を買い、旅をして応援していきたいと思います。
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下記の文章は、この12月に投稿した分の再投稿ですが、心のふれあいを感じた出来事を綴っていますので、よろしければご一読ください。

2011年は本当に激動の年でした。東日本大震災とそれに伴う福島第一原発のメルトダウン、円高や欧州金融危機に端を発する経済危機、若者層の正規雇用の低空飛行など、危機的な要因があまりにも多く、複層的に起こった年として長く私たちの記憶に残るでしょう。

そうした危機的な状況の中で、私自身は震災復興に関して多くの支援はできなかったにもかかわらず、この10月に東北の観光振興を目的とした取材の機会をいただきました。

雨の中、見送っていただいた「松島松庵」の横山支配人と秋田料理長

そこで感じたのは、東北の人たちの“やさしさ”と“おもてなしの心”。

未曾有の大惨事に遭遇しながらも、愚痴一つ言わず運命に立ち向かい、ひたむきに生きようとする生命力に感服いたしました。本当に東北の人たちは心やさしくて、粘り強い人々なんだなと恐縮いたしました。

心に染み入った取材先の一つが、
松島佐勘 松庵」(宮城県宮城郡松島町)という名のおもてなしの宿。

滞在中の至れり尽くせりのおもてなしはもちろん、アフターフォローの素晴らしさに感激、頭が下がりました。

 

 

その一つが宿に泊まった後の 支配人から届いたハガキです。

写真上&右下が「松島松庵」からのハガキとしおり。写真左下が「平泉観光協会」からのしおり。

今回の取材では、松島と平泉・中尊寺に立ち寄りましたが、「平泉観光協会」の方にもたいそうお世話になりました。必要書類のご返却時に、さりげなく「しおり」が添えられていました。ちょっとした気遣いですが、心に響くものです。

IT全盛の今ですが、効率性や自動化を追求しすぎて、このような心を添えたコミュニケーション活動を怠っていませんか?気忙しい時代だからこそ、こうした手紙が心を潤してくれ、いい人間関係を築いていく礎になるのだなと、強く感じた次第です。

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