今朝(2011年3月28日)のNHKのニュース。NHKの解説員が福島第一原発の終息までのシナリオを非常にわかりやすく解説していたので紹介します。
NHKの解説員の解説は上の図の「放射性物質の漏れを完全に閉じ込め」までのシナリオでしたが、現在は「電源の復旧」の段階で、まだ数週間かかるということ。そして「放射性物質の漏れを完全に閉じ込め」までに数ヶ月かかるようです。
昨日のブログでも紹介しましたが、本当の意味での終息である「コンクリート製の構造物で原子炉を封じ込める『廃炉』」は左の図の「放射性物質の漏れを完全に閉じ込め」に成功しない限り、始めることができないです ね。NHKの解説員が廃炉について触れなかったのは現状考え得る安全性を確保した後の処置で、廃炉するかどうかはまだ決定されていないからでしょう。
その日まで安心できないとなると、被災された方々の心労は計り知れないと思います。もう東電や政府も非難していても始まりません。世界の原子力安全対策の英知を集めて、なりふり構わず、安全への出口へ向けて全力を尽くしていただくことを願うばかりです。
しかし、私たちビジネスピープルは安全性の確保まで待ってはいられません!「負けるな、日本!」。
幕末の混乱期、大東亜・太平洋戦争、そして阪神大震災を乗り越えてきた日本の底力を今こそ、見せるべきです。
今回の震災で、私たちはいつも「死と隣り合わせ」、そして「生きている偶然」思い知らされました。
そして「生に対する感謝」を忘れている自分に気づきました。
私を含めて、与えられた生命に感謝の意を込めて、ビジネス戦士の皆さん!
働いて、出来る範囲で復興支援に寄与して、消費して日本経済の復興に力を与えようではありませんか!!