ラグビーのことをあまり詳しくない方を含めて、ラグビーが数十年ぶりに大いに盛り上がっていますね!
今回のワールドカップの我がジャパンの戦績は、3勝1敗。残念ながら、目標のベスト8は叶いませんでしたが、あのワールドカップを二度制覇した南アフリカを34-32で破り、巨漢揃いの力持ちサモアを26-5で完勝!!!
本当に凄い!天晴れ!お見事!・・・素晴らしすぎて、どんな賞賛の言葉を並べても足りないくらです。
まず、ジャパン対南アフリカの海外の熱狂風景!
ジャパンの過去の戦績、
1987年の第1回ラグビーのワールドカップ出場以来、前回の第7回までの通算成績は、1勝21敗2分。しかも、1995年の第3回大会では、ニュージーランド・ALL BLACKSに、17-145とW杯最多失点となる歴史的大敗・・・!
を鑑みてみれば、いかに今回のジャパンの躍進が特筆されるべきかが、わかりますね!
私は連日、ラグビーを鑑賞している次第ですが、ラグビーのフェアさ・・・選手も審判も、試合の運営方法を含めて、感激しています。まあ、若干ジャパンに不利な日程やジャッジもあったし、いくつかの国、幾人かの選手のラフプレーもありましたが、ラグビーは極めてフェアです。
■ラグビーがフェアと思った点
1.選手がフェアプレーである
選手が大袈裟に倒れない。倒れていたら、本当に痛いかケガをしている。一方、サッカーは何とシミュレーションや芝居で倒れる選手が多いか!!!ウルグアイやアルゼンチンなど、サッカーならダーティで知られる国のラグビー選手が、スポーツマンシップあふれるプレイをしているのに感動です。
2.レフェリーが厳格である
サッカーなら、審判に難癖をつけて、執拗に文句を言いまくるが、ラグビーなら今の反則は何か?・・・と、審判に質問することがあっても、選手全員がレフェリーに向いながら、祈りのマークを掲げて詰め寄る場面が殆どありません。
3.ビデオ判定が先進的
TMO(テレビジョンマッチオフィシャル)制度が導入され、トライか否か、ラフプレーか否かが審判の目から判断しかねる場合は、TMOに依頼。バックヤードにテレビ画面が12画面ほど設置されており、それをジャッジメントするスタッフが、マルチに撮影された映像から、正否を判断する。
また、ラフプレーなどは、試合の進行中でもレフェリーに無線で連絡する仕組みで、タッチジャッジからもレフェリーに進言できる。
一方、サッカーはようやくゴールラインテクノリジーを導入し、ゴールラインを割ったかどうかをIT技術による判定するシステムが採用されてところで、オフサイドのビデオ判定やラフプレーの映像により判定などは、未だ導入されていない。ラフプレーのみ、試合後に協会が判断し、当該選手の出場停止を決定するだけで、試合中にビデオ判定で退場という仕組みは導入されていない。。
特に、ビデオ判定であるTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)制度は、緻密で特筆されるべきですね。先日も広島カープ VS 阪神タイガースの試合で、田中選手の打球が、フェンスを越えたのにも関わらず、ビデオ判定の結果・・・超えていない、三塁打と判定された件を思い出しましたね。
しかも、それをビデオ判定を後日した結果、「やっぱり、ホームランでした。ゴメン」・・・舐めとんのか!・・・と思いましたね。ビデオの何を見てるんや!もっと複数のスタッフで入念にビデオチェックしないとね。
翻って、日本の大相撲!・・・もうビデオ判定なんて、何十年も前から導入され、PLUS 審判員による「物言い」&土俵の上での話し合いまであって、誤審を防ぐ仕組み。何と、日本の大相撲は、世界で最もクリーンで、先進的なルールを世界で一番早く導入していたのだ。
今、調べたら大相撲のビデオ判定は、1969年に導入されたそうな!・・・大相撲の物言い&ビデオ判定について
てな感じで、ラグビーのワールドカップを見ていて、クリーンでフェアな仕組みの順を並べると、
●第1位:大相撲
●第2位:ラグビー
●第3位:野球
●圏外:サッカー
サッカー!そのダーティさ・・・試合中の暴言・罵倒、相手選手の身体をつかみ&ゆすり、時には首までしめる、さらに!相手に噛みついた奴もいた!Oh〜スアレス君!
PLUS! 相手選手の人種や生まれまで利用し心理的に揺さぶる・・・など、など。とてもスポーツとは思えない、スポーツらしからぬストリートファイトのために、圏外といたしました。
でも、だからサッカーは面白い!!!のですがね。
最後に何故、ラグビーとサッカーは、同じスポーツなのに、こんなにも厳格さとフェア精神に違いがあるの?!
ラグビーは、ブルジョア階級のフェアな精神、男の度胸と肝試し?!でイギリス連邦中心に、アッパークラスを中心に広がったのに比べ、サッカーは労働者階級がストリートで気楽に遊べるスポーツとして発展していったという歴史的背景の違いがあるので、全く違いタイプのスポーツになったのであります。
いろいろなスポーツの歴史的背景やルールなどから、見比べてみるのは面白いですね。
これからも様々なスポーツを独断と偏見の視点で楽しみたいと思います。
★おまけ:日本VS南アフリカの逆転シーンの映像
下記は海外の実況比べて、面白い!・・・ただし、映像は悪い・・・。
■ブログ執筆者 近江 業務案内