車いすの方も自由にショッピングを楽しめるキングストンの街

前号で「大阪府の歩道橋命名権は空振り 契約1社のみ・・・当たり前やろ!ふざけるな!歩道橋など必要ありませんよ!」と品もなく、書きましたが、 歩道橋の撤去をはじめ、段差をなくし、誰もが街を楽しく歩ける環境整備で街はもっと賑わうはずです。そう思ったのはロンドンのユニバーサルデザインの街づ くりを進める街「KINGSTON(キングストン)」を視察した時です。しかもその視察は2000年10月ですから、欧州の街づくりはバリアフリーという観点では相当進んでいたことが思い出されます。

それではその視察後に書いたレポートの一部を紹介します。(下の“Read more”をクリック)

ロンドン南西へ列車で30分。
“Town For All”を実践する一大モールがあった。

ロ ンドンのWaterloo(ウォータルー)駅から、国有鉄道で約30分。日本でいえば、JRの阪和線に乗って、堺を越えて“鳳”や“岸和田”に行ったよう な気分になる列車の旅だった。その郊外都市に、「Shopmobility(ショップ・モビリティ)=誰もが買い物を楽しめる環境」を整備した一大モール がある。

地元の住民の台所としての役目を果たすと共に、デパート、スーパー、高級ブティックなどが軒を並べ、かなり巨大なショッピングセンターだ。
バリアフリー対応のモールということで、インターネットや文献でモールの写真を見ていたので、車のないモールの風景や、車椅子を利用する人の風景が広がるのかと思いきや、車も進入できる道もあることに意外さを感じた。しかし、歩道は段差を無くしており、自転車、自動車との住み分けをされているのは、さすがと感じた。

プロムナードをほどよく進めば、ありました!
車の進入禁止のモール街!
やはり、モールの中心は車を遮断してしていた。平日の水曜に行ったので、人が少ないかなと心配していると、います!います!人の波。平日なのに凄い人出なのです!
何故、こんなにも多くの人を吸引するのか、今しばらく散策して、その理由を探ることにした。
次号へ続く

 

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