写真は、金沢・兼六園にほど近い「西田家庭園 玉泉園」
5月は太陽に非常に縁の深い季節。清々しい気候の中の強い日差し、木の下の陰を多く踏む季節、緑と太陽のコントラストが眩いくらいに美しい季節。そんな季節の写真を撮ってみて、ブログで紹介しても面白いのでは、でも太陽を直接撮影するのは結構、難しいので、夜明けや黄昏時の太陽の光の陰影、木陰からなどと工夫をしましょう。
身近な季節の風景を追いかけて撮影し、季節の移り変わりを気ままに書き記すのも手紙やeメール、ブログの一つの手法です。
そして、GW明けからは夏商戦へ向けた書き入れ時です。ダイレクトメールにテレコール、訪問セールスと・・・スタイルが違えども、最も営業が活発になる時ですね。
そして5月と言えば、旧暦では夏の始まり。そこで「ナツ」の語源を調べたところ、「稲が成(ナ)り立つ(ツ)」という説、「夏は熱(ネツ)なり」と ネツが転じてナツとなったという説があるそうです。ビジネスで言えば、「ナツは商売が成(ナ)り立つ(ツ)」、「お客様の夏休みへの思いが熱(ネツ)な り」と言えるのではないでしょうか?・・・少しこじつけの感も否めませんが(笑)。
そんな商売が成り立つ夏の始まりを願って、5月の「お客様の心に響く手紙」をお届けします。
風薫る季節、新緑に五月晴れというポジティブな言葉が多い一方、「五月病」という言葉もあるように、木の芽時の季節は少々、精神が不安定な時期です。ウキウキする内容一辺倒ではなく、お得意様によっては体調を気遣うような言葉を添えてみましょう。
それでは、5月の挨拶文の見本です。
■季節の挨拶文(5月)
親しいお得意様に向けた、少しくだけた手紙の見本です。
田中○○様
暮れそうで暮れない5月の太陽 拝啓 新緑の頃、緑が目に心に心地よい季節ですね。お客様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。平素は当店をご利用いただき、ありがとうございます。 さて、最近の太陽は暮れそうで暮れない感じがいたしませんか?仕事帰りにもまだまだ日が高くて太陽を拝みながら、遊ぶって少しウキウキします。でも早く太陽が暮れないとワインを飲む時に少し罪悪感を覚えるというのは私だけでしょうか。 「くれそうでくれないは、憧れのあの人の愛」と学生時代の苦い想い出を語るのは私たちの上司。そう、暮れそうで暮れない黄昏時は、日頃は少し強面の男性の方々も愛を語る時でもあるのですね(笑)。 田中様はいかがでしょうか?日長の一日をいかがお過ごしでしょうか?まだまだ家に帰るのは少し早いとお思いの時は、当店にどうぞお立ち寄りくださいませ。太陽の余韻がまだ残る午後 7 時まで営業しております。
敬具
0000 年 5月吉日 ショップ名 |
■季節の言葉(例)
季節の言葉 | メッセージのコピー例 |
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5月の季語
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1.言葉
八十八夜、立夏、初夏、卯月、卯浪、牡丹、鴨川踊、葉桜、菖蒲、新茶 夏めく若楓、新樹、新緑、若葉、踊子草、薔薇、卯の花、穴子 鱚、鯖、烏賊、山女、綿蒔、麦、黒穂、麦笛、麦刈、麦飯、穀象 2.植物 3.食物 4.行事 |
二つの装いの交わる季節
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最近は衣替えというハッキリとした区切りがなくなったのか、この季節3つの粧いを街で見かけませんか?半袖で闊歩する若者、春色のスーツ姿のビジネスマンやカーディガン姿のOL。5月5日は立夏だそうですが、「夏というのはちと早すぎる」、「光は夏なみだから、肌を焼きたい」とか、「日焼け止めでお肌ケアの始まり」という者まで、季節感まで異なる今日この頃ですね。
どちらにしても夏を意識してし始めたこの季節、「夏旅の準備はまだよ」というお客様、是非、当店にお越しください。半袖、セーター、スーツに限らず、すべてのお客様にベストな夏旅を提案いたします(笑)。 |
午前10時の季節
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12ヶ月を1年に例えれば、5月は午前10時。昼頃(夏頃)に良いことがありそうで、ワクワクする季節ですね。でも、その前に立ちはだかるはあの憎き梅雨。梅雨をグッとこらえて夏旅を計画するか?それとも梅雨逃避リゾートにするか?意見の分かれるところ、「私は9月に行くから、関係ないわ」とは隣の席のC子。そうか、人より遅く行くのも妙案ですね。お客様はいかがですか?結局は、その人が選んだ日が「いい日旅立ち」なんですね。
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太陽の季節
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夏はすがすがしさに油断して日光に当たり過ぎ、日焼けや体調にご注意とは天気予報。何と言っても日照時間が一番多いそうなんです。お客様、行楽シーズンのお出掛けには日焼けクリームを忘れずに、「日焼けしたい!」という男性の同僚もいますが、私たち乙女のお肌は敏感なので要注意です。
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ホトトギスの初音
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ラジオのDJの話では、初音の便りが一番多いのは、5月とか。意外ですね、私は秋のイメージがありました。ここだけの秘密ですが、「ホーホケッキョ」と泣くホトトギス。「トッキョキョカキョク」(特許許可局)と聞く人もあれば、「時よ清く」と聞く人もいるとか・・・人の思い込み、聞き違いはいろいろ、私もお客様のご要望にはきっちりと耳を澄まして聞きたいものです。
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五月晴れは
五月雨の晴れ? |
広辞苑では五月晴れは「梅雨晴れ」と同じと記されています。五月晴れは「さみだれの晴れ 」〜つまり、梅雨の間のつかの間のハレを喜んだ人々の気持ちを表しているそうです。日本はややこしいですね、陰暦の言葉をそのまま使うとまるまる1ヶ月早いことが多い、5月なのに立夏、8月なのに立秋。でも今と昔の季語が飛び交うのもおもしろいとも言えます。それはともかく、言葉はどうであれ、私は五月晴れの日を楽しみたいと思います。
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石垣島の梅雨
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連休が明けるとすぐに梅雨に入る沖縄。先日も石垣島に行ってきましたが、同島では梅雨を「ユドォン」と呼ぶそうです。「ユドォン」とは、「よどむ」「休む」「渋滞する」の意味で、休むのは人間ではなしに太陽や星が休むという意味だとか。目から鱗ですね、自然と一緒に生きる石垣の人ならではですね、でも沖縄の梅雨って、本島みたいに一日中、しとしとと降らないので、この季節でも十分に遊べますよ。
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5月の挨拶言葉
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●新緑の候、立夏の候、若葉の候、惜春の候、微暑の候、薫風の候、
若葉の目にしみる候 ●風薫る五月となりました ●新緑の色増す季節 ●青葉若葉のすがすがしいきょうこのごろ・ ●早くも初夏の風が ●吹く風も夏めいて・うっすらと肌も汗ばみ ●街のあちこちから甘いばらの香りがただよってきます。 ●もう土佐の方からは初鰹の便りが聞かれるようになりました。 |
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