現地で5泊6日という短い滞在だったが、朝から晩まで歩くスピードで気ままに散策で出会った風景の数々は「驚きと感動の連続」の連続だった。そしていかに未知の国への固定概念が多いことに気づく時間だった。
フランスは意外にもアナログの国で「ほのぼの、癒し路線の国」であったこと。パチンコや風俗営業の店などは中心市街地になく、代わりに公園や遊歩道、そしてメリーゴーランドがあちこちにあり、様々な人種の子供たちが交わり、楽しそうに遊んでいるシーンには、新鮮な驚きを覚えた。しかし、それも長期に住むと、嫌なところも見えてくると思うが、フランスでは課題に直視し、議論して改善策を講じているような感を受けた。
次に、今回の視察見聞で学んだ「パリのまちづくりの歴史」を紹介したい。
そして、パリの美と人も地球にも心地よい空間づくりという究極の目標へ向けて、物語はまだまだ続いているようだ。今、2030年をめどに実現を目指す「グラン・パリ計画」がスタートしているという。
その物語は、下記の写真に登場している可愛い子供たちが、楽しく暮らせる街を目指すというものだろう。
テーマは京都議定書後の持続可能な開発、交通網の再編、郊外開発の3大テーマ。富と雇用を生み出すパリにするために政府が発表したグラン・パリ計画に10の建築・都市計画事務所が、候補プロジェクトを提出したという。伝統にしがみつくだけではなく、未来を紡ぐ新しい伝統を築こうとする、エネルギッシュな試みで、2030年にパリへと変貌を遂げるかが今から楽しみだ。
〜追伸〜
★パリで気ままに撮影した映像集をYouTubeにアップしています。
★私の行ったスケジュールは下記の通りです。移動で2日間は取られるので、5泊以上がおすすめです。
●日程：2012年5月5日（土）〜5月11日（金） 5泊7日
●パリ滞在：5月5日（土）〜5月10日（木） 5泊6日
●5月5日（土）：Air France AF291 関西国際空港11：30 発 〜 パリ・ドゴール空港17：00着
●5月5日（土）〜 5月10日（木）：パリ滞在
●5月10日（木）：Air France AF292 パリ・ドゴール空港13：50発
●5月11日（金）： 関西国際空港 08：25着
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