DXとは何か?!その本質とGOALを自分なりにまとめてみました。

日本では新用語が登場してはその本質を理解せず、モデル成就も叶わず消えていくのでしょうか?ITはしぶとく20数年生き残っていますが、ユビキタス、マルチメディアなども消えましたね。今はSDGs、ESG、IoT、そしてDXが流行ですね。デジタル庁が創設されて俄然注目を浴びていますが、本当の意味を理解している人はどれくらいおられるのでしょうか?・・・私もやや認識不足なので、早速、いくつかの文献、ネットの情報などを拝見して勉強してみました。

まず、多くの企業で混同しているのは、デジタイゼーション、デジタライゼーション、そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)を混同していることです。私もそうでしたが…。

デジタル化には次の3Stepがあり、STEP1:デジタイゼーション → STEP2:デジタライゼーション → STEP3:DXの順にStep by Stepでモデル開発を行う必要があるようです。

まずSTEP1:デジタイゼーション(DIGITIZATION)とは?
このSTEPはアナログ情報をデジタルに置き換えただけである。判子のデジタル化、手書きの情報をエクセルに入力、PCで電子メールを利用、会計・営業・カスタマーサポートの情報をアプリを使ってデジタル処理を行う・・・等。この段階は既に多くの企業では完了しているのではないでしょうか?

次にSTEP2:デジタライゼーション(DIGITALIZATION多くの企業・組織団体ではこの段階ではないでしょうか?

SaaS(Cloud型アプリ活用)、OCRを活用したデジタル化&ペーパーレス化、 FAXレス、CHATBOTなどのAIやデジタルツールを活用することで情報のやり取り・共有・判断のスピードアップを実現。結果、社内の作業生産性向上と同時に社員のモチベーションアップにつなげて、売上と収益性を飛躍的な向上を図るのがGOAL。このSTEPをDXと思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。上の挿絵の通り、部分的にデジタル処理が完成しているが、社内外の横連携であったり、消費者との連携でつながっておらず、真の生産性向上と収益改善、売上アップにつながるセールスモデルとなっていないというのが現状です。

 

そしてSTEP3DX デジタルトランスフォーメーション(DIGITAL TRANSFORMATION

  • デジタライゼーション(Digitalization)よりもっと広範囲に、人や組織、社会を含めて、変革していくことで、人=全社員・グループ会社、協力会社といったビジネスモデル開発タイプ。さらに消費者や社会にも好影響を与える広範囲な変革スタイルもDXモデルと言えるでしょう
  • このDXを実現するには社内の事業・経営コアを再定義し、KPI、評価制度の見直しなどを通じて明確なヴィジョンを構築。また、外部のステークホルダー、消費者・社会との関わりも再構築し、抜本的な組織変革と役割変更が必要となります。
  • 従って、STEP1から始める企業は最低5年、STEP2から始める企業は最低3年、多くの企業で1年という短期間では到底、達成できない壮大なプロジェクトとなるようです。
  • つまり、デジタルツールの導入を行うといった局所的なIT導入のことではなく、デジタル技術を採用した根本的なビジネスモデルの変革がDXの本質だが、さらにDXはさらに広い視野でSDGsESGなどの推進に寄与する社会モデルへの貢献も視野に入れることが求められ始めています。そのイメージ図は下記の通りで、ビジネス変革モデルの完遂後は、社会変革にも貢献するDXモデルへとつながっていく必要があるわけです。

最後にまとめとして、DXへの開発STEPとDXの最終GOALを図にまとめると、次の通りになります。
地球と人類、生き物たちの生存が環境破壊、水不足・食糧危機、民族紛争や南北の経済格差など複層的なリスクで存続危機にある今、もちろんDXだけで全てが解決するわけがありません。しかしながら、多くの企業・組織団体、イチ消費者・市民が賛同してそのうなりを社会モデルとして形成していくことができれば、地球という生命体の持続的発展の一助になるに違いありません。

 

Leave A Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください