映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったという旅館-地域は多く、 「道後温泉本館」を筆頭に、今回訪れた「山形の銀山温泉」。ほか「宮城の鎌崎温泉」「群馬の四万温泉」「長野の渋温泉」「鳥取の羽合温泉」だそうですが、制作者によれば、特定した場所はなく、さまざまな古の建築物をモチーフにした架空の建物-地域だそうですね。
それはともかく、私がお世話になった「能登屋旅館」も「千と千尋の神隠し」のモチーフになったのでは?と思わせる佇まいでした。
登録有形文化財にも指定されている能登屋旅館。木造三階建ての建物で二層の望楼の造りは、明治・大正時代の名門の旅館、遊郭の佇まいを感じさせます。そして、能登屋の創業者・木戸佐左エ門の名を記した大看板 ー 夜のとばりに映えて、一気に100年前の日本へタイムスリップしたような気持ちになりました。
気になる宿泊料金ですが、私が泊まったのは山側で、1泊18,000円(税別)。ほかに本館や川側など全部で4タイプあるようですが、とにかく人気のスポットで、部屋数があまり多くないので、満室の場合が多いようです。私は運良く、キャンセル待ちで取れました。
どの部屋も2万円前後の宿が高いか安いかは、個々によって感じ方が違うと思いますが、夕食・朝食付きで、宿と温泉街の極めて希少価値の高い風情を鑑みると、私はリーズナブルだと感じました。
ただし、高級旅館のような最上級のおもてなしは期待しないでください。スタッフの膳の運び方、お皿の置き方、献立の説明などは、きちんとした教育を受けていないな〜と感じました。
ですが!女将をはじめ、スタッフ全員は気さくで親しみやすく、田舎の親戚の家にお世話になった感じで、心温まる時間を過ごすことはできましたよ。
■ブログ執筆者 近江 業務案内
顧客と企業を心でつなぐマーケティング・プランナー
株式会社ビジネスラボ
近江 隆/オウミ タカシ
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