昨今は、地球温暖化の影響でしょうか。ますます紅葉シーズンが年末にずれ込んでいるような気がしますね。お客様のメールや手紙、ハガキも11月ならこの決まり文句という内容が書けない時代となりました。
ですから、ネットやテレビなどの天気予報、ニュースなどの情報には敏感にキャッチアップしておきましょう。今、現在の紅葉情報、年末年始、1月の連休の天気・気候、レジャー需要状況、トレンドなどを巧みに文面に反映し、お客様が購入意欲を喚起することが大切です。
それでは、11月の挨拶文の見本です。
■季節の挨拶文(11月)
田中 ○○様
冬たつ日 冬の愉しみを想う
拝啓
ようやく秋が深まってまいりましたが、長期予報によれば今年の紅葉は遅れ気味なようですね。お客様におかれましてはいかがお過ごしでございましょうか。平素は当店をご利用いただき厚くお礼を申し上げます。 さて、今年は秋を感じる間もないまま冬たつ日(立冬)の季節になりましたが、鎌倉時代には立冬の前日に「きょうは秋の限りになりけり」、当日に「きょうはまた冬のはじめになりけり」と詠まれた聞きます。最近は風景、自然現象に「これは秋」、「これは冬」となかなか決められないようになってきましたね。 とは言いつつもやはり、秋(今年は冬?)には紅葉に蟹づくし、冬には銀世界でのスキー、スノーボードや厳寒の中の露天風呂を愉しみたいものです。夏に高温と安定した晴天が続いた年は葉の色が鮮やかになるとか、都心近くでは紅葉の見所は12月半ば過ぎという情報もあり日々、紅葉情報をチェックしなければなりませんね。 秋から冬にかけて、出るのも億劫になっていく季節ですが、こういう時こそ、私たちとホットなお話をいたしませんか。当店のスタッフが元気いっぱい、笑顔いっぱいでお客様をお出迎えいたします。
敬具
0000 年11月吉日 ショップ名 |
季節の言葉 | メッセージのコピー例 |
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11月の言葉
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紅葉日
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気象庁の生物季節観測で、標本に選んだ木を全体で眺めて、その葉の大部分が紅色または黄色に変わり、緑色系統の色がほとんど見えなくなった最初の日を紅葉日と呼ぶそうですね。
えらくたいそうですね!私なら、一つでも紅・黄を見たら紅葉って喜ぶのに!それはともかく、私たち旅行ビジネスでは、もう紅葉日より紅葉前線のほうが大事です。紅葉した日には人気のお宿が満杯ということが多いですから、でもまだまだ諦めてはいけません、キャンセルや少し距離をおいた宿なら空きもございます。今すぐ、空き状況をお問い合せ下さいませ。 |
山粧う(やまよそう)
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朝の最低気温が8度前後になると葉が色づき始めるそうです。最近、通勤の並木道の銀杏並木に、赤や黄色に彩りを見ることができるようになってきました。あ〜紅葉狩りの季節だわと思っていたら、朝のテレビで○○山の紅葉中継をしていました。山が紅葉していることを化粧しているようなので、「山粧う風景」と呼ぶそうですが、素敵な言葉ですね。都会で暮らしていると控えめな紅葉しか味わえません。山粧う風景に出会いに出掛けたくなりました。
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冬立つ日(11月7日)
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今日は立冬〜冬立つ日ですね。最近は立秋や冬至、春分など昔の人たちが取り決めた季節の節目は機能しなくなっているのか、どの日から秋なのか、冬なのかわからなくなってきましたね。ある本を読んでいると、やたらと季節を枠にはめ始めたのは鎌倉時代とか。「今日ははや秋の限りになりにけり」「今日はまた冬のはじめになりにけり」と詠んだそうです。その昔、誰かがそう言えば、「そうそう」と賛同する人が多かったのでしょうか?最近は私が「寒い」と言えば、横の同僚は「ちょうど良い天候」とつぶやく・・・多様化の時代ですね。でもこれもまた、いとおかしです(笑)
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小春日和
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今日は11月というのに暖かいですね。こんな日は「小春日和」と呼ぶそうです。アメリカでは何と「インディアンサマー」というらしいです。何故って?こんな暖かで穏やかな日に、インディアン達が冬支度を始めるからだそうです。寒さが一旦止む日に、冬の始まりを支度する。何か粋ですね、私もボワンとせずに、冬の粧い、冬旅の支度を始めまする!
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落葉焚き
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あ〜紅葉がいと美しと思っていたら、もう落葉焚きの季節。通勤路の銀杏並木でボランティアの人が落葉を集めていました。私の故郷ではその集めていた落葉を燃やして焼き芋をしたものですが、都会では環境問題でできないとか・・・集めたあの落葉はどこに旅をするのでしょうか?というより、ゴミのどの分別に入るのでしょうか?「燃えるゴミ」なのでしょうか?何か風流さが消えていきますね。やはり落葉で焼き芋ですよ!そう思ったら、そういうスタイルが残っている、大いなる田舎への旅に出掛けたくなりました!
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行く秋、深まる秋
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秋は本当に人恋しくなりますね。「あ〜恋を置き去りにして、行く秋か」
「深まる秋に、友の温かさを感じる」〜なんて、詩をつくりたくなるものです。そして無性に、映画や本を読みたくなりますね。お客様の秋の夜長をお聞かせ下さい。 |
時雨と虹
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晩秋から初冬にかけて、サァ〜と降ってサァ〜と止む雨を時雨(じぐれ)と呼ぶそうですね。語源は「雨が“過ぐる”」とか来ているとか、そして再び光が差し込むと鮮やかなが現れやすいとか。日本海側、京都盆地、岐阜県、長野県、福島県の山沿いに多いそうです!旅していてこんな風流な光景に出会えたら、恋が芽生えそう!
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11月の挨拶言葉
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晩秋の候、暮秋の候、季秋の候、向寒の候、初雪の候、落葉の候、夜寒の候、冷雨の候、残菊の候、初霜の候、微寒の候、初雁の候、、行く秋の候
●吐く息も白くなり、冬の訪れを感じる今日この頃ですね。 ●秋もいちだんと深まり、スキーファンには初滑りが楽しみになってきました。 ●晩秋とは思えぬうららかな小春日和がつづきます。 ●菊薫る霜月となりました。 ●昨日までの暖かさがうそのように、きょうは木枯らしがふきすさんでいますが、風邪など召していらっしゃいませんでしょうか。 ●そろそろ炬燵が懐かしくなってきましたね。 ●めっきり日脚が短くなり、冬を感じる今日この頃ですね。 ●松茸の香もゆかしい季節、色を味わう旅に出掛けたくなりますね。 ●ゆく秋をおしむかのように、落葉が風に舞っています。 |
■ブログ執筆者 近江 業務案内
顧客と企業を心でつなぐマーケティング・プランナー
株式会社ビジネスラボ
近江 隆/オウミ タカシ
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