天満天神「繁昌亭 」大阪市北区天神橋2-1-34
どうも最近の若者は団塊の世代がこよなく愛した「ちょっと一杯のつもりで呑んで、いつの間にか梯子酒(はしござけ)」が嫌いと嘆く、高年の方々が増えました。
そう、最近の若い方はお酒を飲む方が減りました。つまり、健康志向で車に興味がなくクロスバイクやマラソンは好きという方が増えました(中高年も自 転車・マラソン好きが急増していますが)。もしくは、ゲームやネットにはまっているのでしょうか?ちょっと会社の帰りに一杯というのを嫌うようですね。
それならばと、昨日の接待は比較的若い方・・・クラブやディスコより逆に「落語」はどうだ!とばかりに、繁昌亭に急遽お連れしました。
すると、どうでしょうか!!お連れした方は笑うわ、拍手するわ・・・最初は少し遠慮しながら笑っておられましたが。
昨日のプログラムは、
●第21回彦八まつりプレイベント「’11彦八まつりにいらっしゃ~い!」~彦八まつりが数倍楽しくなる生ガイドブック~
●出演者:桂梅団治 笑福亭仁勇 桂小春団治 笑福亭岐代松 桂あやめ 桂三風 桂文昇 月亭遊方 林家花丸 林家染雀 桂雀喜 来世楽
大阪の生國魂神社(いくくにたまじんじゃ)で9月3日・4日に催される【 第21回 上方はなし 彦八まつり 】のプレイベント。彦八まつりのイベント内容の告知をコント風に紹介したり、来場者全員が参加する「じゃんけん大会」(彦八まつりの招待券が当たる)があったり、もちろん落語も楽しめましたよ。
開演が午後6時半で、私が入場したのが7時30分くらいで、ファンである桂小春団治さんの一席を見逃しましたが・・・。
なかでも、梅団治の鉄道ファンなら笑い転げることうけあいのJR東海道線をモチーフにした一席は最高!大阪駅から東京駅まで全部の駅名を紹介していくス トーリーはスピーディかつウィットに富んでいました。それにしても落語家のIQの高さは計り知れないですね。学校の勉強はできなかった?かもしれません が、記憶力と言葉を操り、物語にしていく構成力は卓越しています。いや〜まいりました。
それと、新しい発見は「来世楽」という女性の三味線ディオ。津軽三味線をベースに沖縄の民謡を歌ったり、ロック調にアレンジしたり、それに漫才のフレバーを加味して観客の爆笑と拍手を誘い、大受けしていました。
皆さんも接待をお決まりの○○と決めつけないで、時には落語や漫才に限らず、中高年であれば、若い人の趣味に合わせたトレンド・スポットに連れて 行ってもらう!などの工夫をしてみてはいかがでしょうか?また、若い人が知らない世界へも連れて行ってあげる・・・意外と喜ぶかもです。
「今の若い人は・・・」と愚痴を言っているばかりではなく、若い人が乗ってくる話題も五感で感じて経験して情報交換できる間柄を目指しても良いので はないでしょうか?接待は呑みやゴルフと決めつけないで、ゴルフなんてやる人が多いので目立ちません。落語会に招待すると、お客様にも「○○さんは意外と 粋だな、洒落てるね」というエッジ(優位点)を醸し出せると思うのですが。
ところで、落語の帰りに南森町の安くて旨い寿司屋さんに行き、「今日見た演目の話題で大盛り上がり!」。お決まりの会社の愚痴や人の噂はいっさい登場せず!非常に前向きで楽しい宴席となりましたよ!
最後に、お得意様が「ウチの宴会や社員旅行にも落語が呼ぶぞ!上司に提案する!」なんて豪語されておりました。実現するか?!は不明ですが、営業に関わる人、落語や演芸は必見!ですよ!話術や相手の気持ちを和らげ、懐に入るスキル向上に役立つことを保証します!!!
大阪天満宮の近所で周辺のスポットを宴席の前に散策しても面白いですよ。
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