もう知っている方も多いと思いますが、福井県の取り組みは素晴らしいですね。県民にマスク購入券を配布(2020年4月19日 福井新聞)。それに比べて、国の施策はマスク2枚配布は、総額466億円(当初経費233億円+予備費から233億円を充当)。しかも、マスクが小さい、虫が入っていた、汚れがあった等、不評。また、もうマスクをしている人が多く、結構、流通し始めているのでは?という感じです。

しかしながら、この判断、超一流の官僚たちも相当頭をひねったと思いますよ。その理由は、マスクの経費466億円の他の使い道を考えたのですが、全人口に給付10万円にPLUSして、466億円を配分した場合
●人口ひとり当たり368円PLUS(466億円÷日本の人口1億265人)
●イチ世帯当たり818円PLUS(466億円÷日本の世帯 約5700万世帯)
こりゃ、ショボすぎますね。

ただ、医療従事者に限定して予算を配分すると、決して少なくないですね。厚生労働省の2017年発表資料(医療従事者数・看護師数)で計算すると、
●医療従事者に限定すると、ひとり当たり145,862円PLUS(466億円÷医療従事者319,480人)
●医療従事者と看護師などを加えると、ひとり当たり30,298円PLUS(466億円÷トータル従事者1,538,080人)

それをコロナに対応している病院、関係機関に限定すれば、さらに手厚い支援ができるのでは?政治家も官僚もコロナ対応に生死を賭けて対応している現場を視察したほうが良いですよね(もう実施しているかもしれませんが…。)とにかく、医療従事者を守り、医療機関からの感染発生を抑制し、死亡率を下げることを最大目標にして、政策を行っていってほしいものです。

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