日本は「足るを知る」、欧米は「足る知らない」?

今夕、メトロポリタンオペラのライブビューイング(舞台をほぼリアルタイムに世界に映像配信)
ドニゼッティ『ロベルト・デヴリュー』を鑑賞してきました。

ヒロインはエリザベス一世(1533年 – 1603年)。愛したデヴリュー伯爵が、貴婦人と密かに愛し合っていた。しかも騎士でもあるデヴリュー伯爵は、アイランドに侵攻したのにもかかわらず、独断で敵国と和平を結び、反逆罪に問われる。

愛するデヴリュー伯爵を救うべきか、それとも斬首すべきか、嫉妬と愛の狭間で苦悩するエリザベス一世の心の葛藤をディーバが壮大かつ繊細に奏でる一大オペラ。

観ていて、とにかく派手、大袈裟。感情を覆い隠そうとしない。豪華絢爛な衣装と人間の音域の領域の限界にチャレンジする歌劇の一大ページェントからは、これは「足るを知らない」だなと感じた。

「足るを知る」と言えば、思い浮かんだのは小津安二郎、そして最近では是枝裕和の「そして、父になる」や「海よりまだ深く」など。

西洋でも「足るを知る」ースローフード」。日本でも「足を知らない」ーかぶき者。
と、もちろん混在するが、「足を知らない」欧米のドラマは天井知らず。オペラの惜しげもなく、舞台装置・美術、衣装に金を掛けるのはスケールレス。

ちなみにオペラの制作費は、メトロポリタンオペラで、一本数億円かかるというから、桁違いですね。

まさに「足るを知らない」ーオペラ。しかし、その知らないを世間に広めるために、数万円もするチケット代の生オペラを数千円で鑑賞できるライブビューイングのビジネスモデルを構築。また、学生には千円程度で鑑賞できる日を設定する・・・など、マーケティングを怠らないのが、アメリカのビジネス魂ですね。

とにかく、日本も学生さんや20代の若者には、500円で楽しめる歌舞伎・文楽であって欲しいですね。

文化を次代に受け継ぐには、やはり、若い人にその素晴らしさを伝えていく努力をしないとね。

不景気で、節約せなアカン!と思うけれど、「足る知らない」ー贅沢三昧、豪華絢爛はたまりまへんな~!

公式サイト http://www.shochiku.co.jp/met/program/1516/

5月27日まで、上映しているので、ご興味のある方は是非!

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