その4 :「合邦辻閻魔堂」大阪市浪速区下寺3 丁目16 番
■合邦辻閻魔堂(がっぽうがつじ えんまどう)
天王寺七坂のひとつの「逢坂」の喧騒の中にひっそりと佇む。でも渋い!
聖徳太子の開基と伝えられが、ご本尊は閻魔大王様!というのが凄い!
「脳の本尊」だそうで頭や脳、目、咳など頭の部分の病気を御利益があると言われています。何故か?浄瑠璃や歌舞伎の「摂州合邦辻」の主人公の俊徳丸の目の病を直したから?事の真偽は定かではありませんが、閻魔大王さんは怖いばかりではなく、悪人には厳しく(嘘をつくと舌を抜くぞ!)、善人にはチャンスを与える人なんですな。
古の人々は戒めや善人の人に生きる望みを与えるために、いろいろなお話しをつくったのですな。そして現代にも相通じる説法も多くの残しています。
この閻魔堂の中にある「楽は苦の種」「苦は楽の種」という説法を見つけて、「うーん、深いな」と感心しきり。