国際NGO「OXFAM」が、スイスの金融機関の集めたデータを分析した結果が興味深い。 「世界の1%に過ぎない超富裕層が、2016年末までに世界の富の50%以上を占めてしまう」という報告だ。(出典は、いずれも国際NGO「OXFAM」fuyuusou 同NGOの報告書では、

●世界の人口を富裕層・比較的豊かな層・その他の層に分けている
●人口の1%の「富裕層」の資産は、一人あたり270万ドル(約3億1,600万円)
●人口の80%の「その他の層」の資産は、一人あたり3,851ドル(約45万円) という驚きの数字が出ている。

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また、世界の富の中で富裕層のもつ資産の割合は、急激に増加。2009年の44%から2014年には48%・・・そして、2016年度中には、遂に50%を超えるという内容です。

富の分配・平等を求めたマルクスの資本論以来、社会・共産主義、資本主義という手法の違いはあれど、経済・所得格差をなくし、国民全体が豊かになろうという目標には異論はなかったはずです。

しかしながら、Facebookの創始者でCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏が、5.5兆円を寄付するということが話題になったように、富が極端に一部の人間に集中しているのですね。

■サッカー選手の年収ランキング
1.リオネル・メッシ(バルセロナ):6500万ユーロ(約85億円)
2.クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー):5400万ユーロ(約70億円)
3.ネイマール(バルセロナ):3650万ユーロ(約47億8000万円)
*出典:「フランス・フットボール」誌の2015/3/15発表の年収ランキンより

■世界の資産ランキング
1.ビル・ゲイツ:92億ドル(約9兆5040億円)
2.カルロス・スリム・ヘル:771億ドル(約9兆2520億円)
3.ウォーレン・バフェット:727億ドル(約8兆7240億円)
*出典:米Forbes(フォーブス):2015年3月発表資料より

ちなみに、FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ:133億ドル(約1兆2369億万円)/2013年米Forbesより

■国家予算の少ない国ワーストは、ハイパーインフレ国「ジンバブエ」
●国庫歳入が「2.7百万USD=約3億2千万円」で、ムガベ大統領の個人資産は推定50億USD(5938億円)以上という噂。
*出典:世界188ヵ国を集めた「government budgetリスト」より(2011年度データ)

いくら、サッカー選手が才能があり、世界の人に感動を与えているとはいえ、事業家が人々の生活に貢献しているとはいえ、貧しい国家の歳入をはるかに上回る資産が本当に必要なのでしょうか?!

さらに、国家の収支状況を調べてみると、
*下記の出典:CIA・「The World FACTBOOK」
■国家収支ランキング(黒字国のみ)
1.ノルウェー:638億ドル(約7兆6,662億円)の黒字
2.ブラジル:270億ドル(約3兆2,443億円)の黒字
3.ドイツ:160億ドル(約1兆9,225億円)の黒字

■日本の歳入・歳出・・・大赤字だ!
●歳入:1兆6,540億ドル(198兆7,446億円)
●歳出:2兆310億ドル(244兆449億円)

■アメリカの歳入・歳出
●歳入:3兆290億ドル(363兆9,646億円)
●歳出:3兆5,200億ドル(422兆963億円)

何と!年間の収支とは言え、ビルゲイツなど世界の大富豪の資産は、優良国家より優れた財務バランスを保っているわけです。


今や理想国家を目指して人類の歩みは、大きな局面を迎えていますね。富の集中は、生物界の自然の摂理でしょうか?

ローマ帝国、ハプスブルク家、マリーアントワネットなどの王族・貴族階級、産業革命時のブルジョアへの富の集中を打破した革命・市民運動の行く末は、再び新しいブルジョアたちによって新たな帝国主義・植民地主義を生み出していると言えるでしょう。


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