PIKE PLACE FISH MARKET in SEATTLE
パイク・プレイス魚市場(シアトル)
「パイク・プレイス魚市場」って何?
皆さん、世界で一番有名な魚屋さん「パイク・プレイス魚市場」をご存知ですか?
あのイチロー選手が活躍するワシントン州のシアトルの港に近い所にあるパイクプレイスマーケットの中にある魚市場です。
お魚をスタッフ同士が投げ合い、時にはお客様にもストレートやカーブで投げてくる。
それでいて商売大繁盛!大切な商品をキャッチボールしあうパフォーマンスにお客様は怒るどころか、キャッキャと大騒ぎ・・・従業員もお客様も魚屋をコンサート会場に変身させているのです。
今では世界中から、その楽しさを求めて、この市場へやって来ます。
シアトルのパイク・プレイス市場は、1990年代の後半まではごく普通の魚屋が並ぶマーケットでした。
魚屋のスタッフたちが退屈で平凡な日々を送っていたある日、ある魚屋のスタッフが突然、商品であるフィッシュを隣の魚屋に放り投げた・・・「もう、こんな仕事はやってられないよ!」。
すると、受けとったスタッフも「十倍返し!」と投げ返す・・・すると、あちこちのスタッフたちが魚を投げ始めた。
その風景を偶然見かけた顧客たちに大受け!・・・しかも、自分たちも仕事が俄然、楽しくなり、ジョーク混じりの掛け声も冴えはじめ、その光景がますます巷で評判になっていったようです。
その光景が評判を呼び、映画監督スパイクリーのコマーシャル・フィルム や、テレビ局ABCの「Good Morning America " で取り上げられ、その名もThe low-flying fish = 低飛行魚と名付けられ、瞬く間に全米の注目の的となりました。
現在ではサクセスストーリーの本やセミナーにもなり、"FISH!"と言えば、従業員のモチベーション教育の代表格にまでなっています。
スタッフたちが仕事を遊び、楽しむ。その楽しさがお客様に伝わる。スタッフたちはお客様が喜ぶので、もっと喜んでもらうには?・・・と仕事に工夫を始める。店員が楽しそうだったら、お客様に伝染します!
そうした善の循環が、パイク・プレイス魚市場を、大商売繁盛の市場に後押ししていったのです。
パイク・マーケットのオーナーはこう言っています。
「遊び心」とは会社で踊ろうという意味ではありませんが、
街のお店とはお客様に商品を買った後に生まれる「豊かさ」「楽しさ」を提案するビジネ スとすれば、売っている側が仏頂面してもたなしていたら、わざわざ足を運んで、商品 を購入しようとは思いませんよね。
礼儀を重んじながらも、少しの遊び心を持ってお客様の心に響くサービスモデルを共に 創っていきましょう!