心に響くお客様への手紙-弥生3月は「年の朝」

「人は旅する動物である」。昔、そんな格言をどこかで聞いたような気がします。ネットで調べても誰が言ったのか、出てこないのですが・・・。

10年ほど前かな?医師であり、冒険家である関野吉晴さんの「グレートジャーニー」という番組をよく見ていました。アフリカ大陸で誕生した人類が、長い年月をかけ、ユーラシア大陸を経て南北アフリカ大陸へと広がっていった足跡を、逆ルートからたどった旅。

凄いのは、モーター系の移動手段は使わず、自転車やカヌーなどほぼ人力で、アルゼンチンから南アメリカ大陸を北上していく。そんな壮大な旅は、私目には不可能ですが・・・。

しかし、その番組を見て感じたのは、人は移動を重ねるごとに、賢くなっていくというか、生きる知恵を蓄積していったような気がしましたね。移動不可能と思える川や山、海を越えていくごとに、気候が変動し、対応していくうちに知恵と逞しさで成長していく。

そうした意味では、そんな大きな旅はできませんが、小さな旅で出会う日常とは異なる風景、ささやかな出来事、小さな発見は貴重な経験になるに違いありません。

さて、今年は閏年で1日遅く3月になりました。3月は1年を1日に例えると、「年の朝」だそうです。夏至が正午、秋分は夕方、冬至は真夜中。そして春分がちょうど午前6時の夜明けなんだそうです。ロシアの詩人プーシキンは、何と「3月は年の朝」と詠んでいるとか。海の向こうのロシアの人たちは、厳寒の中で少しずつ日脚が伸びて、光が強くなるを人生の喜びとして感じていたのですね。
時計
写真:沖縄百名ビーチ(上)、小笠原・父島(中左)、小笠原のビーチ(中右)、小笠原のサンセット(下)

年の朝、3月は動物も植物も一斉に目覚めはじめ、人も思いコートを脱ぎ捨て、旅に出掛ける季節。貴方も小さな出会いを求めて、旅に出掛けてみてはどうでしょうか。

それでは、3月の手紙の見本です。今回は、絵はがきにしました!/B to B編です。
■季節の便り(3月)
絵はがき

★絵はがきのポイント

  • 簡潔に:上の見本は少し長いですね。自分で書いておきながら(^_^)日常とは違う話題を盛り込む・・・そうした意味で、旅先というのはうってつけですね。
  • 共通話題を:読み手と送り手に共通する話題を必ず入れます。ここではクライアントからいただいている案件の話。
  • 締め:次なるアクションを約束して、文章を締めくくる!

以上の3ポイントに配慮して、書いていきましょう。また、お客様との間の親密度にもよりますが、
・知り合ったばかりのお客様にはフォーマルに。
・親しいお客様には少しくだけて。

ただし、「親しき仲にも礼儀あり」を忘れずに。その頃愛は難しいですが、友達や親ではないのですから、礼儀をわきまえて、丁寧な文章を書くように心がけましょう。

いずれにしても電子メールやFacebook、Twitter全盛時代に、手書きのハガキなど、リアルなコミュニケーション媒体は、有効です。このお客様、この担当者様!と思う方には、時にはリアル媒体で心を届けてみてはいかがでしょうか。

季節の言葉 メッセージのコピー例
3月の言葉
●自然:春の入り、解凍、終雪、春荒れ、春雨、三寒四温、ヒバリ、テントウムシ、つくし、雨、ねこやなぎ、桜
●季語:春の雪、春雷、春雨、陽炎、水温む、春の山、春社、三月尽、
鷹化して鳩と為る、龍天に登る
●誕生石:アクアマリン(沈着、勇気)


●誕生花:菜の花(快活)、勿忘草(私を忘れないで)、もくれん(崇敬)


●時候の挨拶:早春、浅春、春暖、春色、春雪、解氷、春雨、麗日、桃の節句
、春分、春の彼岸、卒業



●魚:目抜、ほうぼう、さより、蛤 (はまぐり)、さざえ、浅蜊 (あさり)、鰊 (ニシン)、虹鱒 (にじます)、海雲 (もずく)、小鰭 (こはだ)

旧暦と季節
3月は旧暦で言えば如月(きさらぎ)と弥生へと移る季節とか。語源を調べてみると如月は「衣更着」、植物が芽生える「萌揺月(きさゆらぎつき)、陽気が発達する「気更来」。弥生は「草木弥生月(くさき・やよおいつき)」らしいです。本当に倭の国・日本の語源を調べると、目から鱗、季節の動きを敏感に捉えて風流に表現していますね。

とは言いつつも、衣も植物もそして気や光も順調に次なる季節には向かわないもの、進んでは戻ったりと3月は気持ちも移ろい気味。でも春の装いをイメージすると気分は春爛漫。そんな気持ちをお近くの「ショップ名や担当者名」でお話くださいませ。スタッフ一同、お客様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

ライオンと子羊が同居する春
英語の諺に「三月はライオンのようにやって来て、子羊のように去る」という言葉があるそうです。ライオンは温帯低気圧で春の嵐を差し、子羊は移動性高気圧による「うららかな天気」だとか。

そう言えば、日本でも春嵐、春荒、春疾風とか嵐の季語が多いですね。でもそれが過ぎれば、のどかな春、うららかな春、清明の季節がやってきますね。

手のひら返しの春
徐々に暖かく、順調に春に向かいつつあるなと思ったら、突然、厳冬に逆戻り、昼はポカポカ、今日の花見は薄手のカーディガンと思ったら、春の嵐に遭遇で雨に風にやられる!・・・こんな経験がありませんが、この現象を三寒四温という定番の言葉を超えて、対馬のことわざでは「手のひら返し」と言うそうです。

ですから、え〜、話が長くなりましたが、春のお出掛けはセーター、スウェットなどの防寒着、雨具をお供にして出掛けましょう!でも手のひら返しは気候だけではなく、日常でも頻繁にありますが、ここでは書けませんので、またお店でコソッとお教えいたします(笑)。
(笑)。

彼岸の風景、さまざま
札幌では深い雪をスコップでかき分けてお線香をあげ、
東北では雪の着色した色鮮やかな造花をとなえ、鹿児島では霊園がお花見のようにレンギョウやアカシア、クスの若葉が咲き誇るそうです。

違う場所へ行き、ふと偶然そういう風景に出会うと心が洗われる時がありますね。私たちの現在の繁栄を支えてきた古の人への感謝もそういう時にめばえる私です。それが私のもう一つの旅の効用です。

日永
永き日をさえずりたらぬ雲雀(ひばり)かな 松尾芭蕉
先日、そういう句を雑誌で見かけてほのぼのしました。春分を過ぎると昼が夜より長くなり、日の出ている時間が普通より長くなる、だのに雲雀は日が沈んでもまだ鳴き足りぬのか、という意味なのでしょう。本当に風流だなと感じました。日の長さや小鳥のさえずりのありがたさをより身近に感じる自然への旅に出掛けたくなりました。
東風(こち)
「夕東風や海の舟ゐる隅田川」と詠まれたくらい、東風は春を告げる風だったそうですね、その昔。東風とは春に東からそよそよと吹く風とのことですが、ビルが乱立している都会では、どれが東風や西風やら、でも少し温かくて爽やかな風だったら、東風としましょう!で感じたら、旅に出ようっと!
3月の挨拶言葉
●初春の候、浅春の候、早春の候、浅香の候、春色の候、雪解の候、仲春の候、若草萌ゆる候
●寒さも緩み、日増しに春らしくなってまいりました
●日増しに温かさを増し
●桜のつぼみもふくらみ
●野に山に春の色が濃くなって
●木々の緑日毎に色めく季節
●早いものでもう奈良の二月堂の御水取の季節となりました
●庭遅咲きの紅梅ももうほころびはじめました。
●日の光、雲のようすには春らしさが感じられ、心までうきたつ季節
●高校野球の球音が聞こえるようになると、春たけなわの感が強くなります

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