昨日(2016/1/09)、出張の帰りに「品川プリンスシネマ」にて、「ブリッジ・オブ・スパイ」を鑑賞してきました。

スピルバーグとトムハンクスのタッグには、あんまり興味をもたなかったが、大ファンであるコーエン兄弟(バートンフィンクやノーカントリなどが代表作)が脚本とわかって、早速!

映画館の入りは、FacebookをはじめTV、サイトで宣伝しているのにもかかわらず、空席が半分以上見えた。やっぱり、映画はアニメやディズニー、スターウォーズしか、満杯にならないのかな?

あらすじは、観ていない人に配慮して、最後のネタバレは避けて、簡単に。
●時代背景
 米ソ・冷戦中の1948年〜1950年代後半にかけて、ソ連はアメリカにおいて原子力の諜報活動に繰り広げていた。

●映画での流れ1
・1957年:ソ連の諜報員である「ルドルフ・アベル」が、ニューヨーク市でFBIに逮捕される。
・米国の弁護士「ジェームズ・B・ドノバン」が、「ルドルフ・アベル」の弁護を引き受ける
・当時、スパイは絞首刑がお決まりだが、弁護士「ジェームズ・B・ドノバン」は禁固刑30年の減刑に成功
・米国による最大の敵であるソ連の諜報員の減刑に動く、弁護「ジェームズ・B・ドノバン」への世間の風当たりは強いのは当然だった

●映画での流れ2
・しかし、1960年にソ連で、偵察中の米国U-2偵察機のパイロット「フランシス・ゲーリー・パワーズ」が、拘束される
・そこで、両国のスパイ交換という流れになり、弁護士「ジェームズ・B・ドノバン」が交渉役として任命される
・同時に、東ベルリンで米国人の学生「フレデリック・プライヤー」が、スパイの容疑で逮捕される

●映画での流れ3
・弁護士「ジェームズ・B・ドノバン」は、1対1のスパイ交換ではなく、
・ソ連の諜報員である「ルドルフ・アベル」1人と、米国のスパイ容疑者2人の交換に挑戦するという大胆な賭に出る

という流れで、クライマックスに向かっていくわけです。

■人物相関図(1960年当時)
相関図3

■私的な感想:総合評価3.44点 ★★★☆☆ 
評価

★五段階評価(独断かつ私的な視点)
●物語の面白さ:3.00
 スピルバーグは初期の「激突」とか「ジョーズ」などは好きだったが、ドラマチックな展開、急転などがなく、途中で少し寝てしまった。

●配役の妙:4.00
 トムハンクスは渋くなっていたな。だが、共演のソ連のスパイ「ルドルフ・アベル役」の「マーク・ライランス (Mark Rylance)」が俄然、輝いていた。私の知らない役者でしたが、非常に繊細な感情表現を巧みに演じていた。

●演出力:3.50
 時代背景を地道に淡々と描こうとしていることがわかったが、黒澤明のようなヒューマンタッチな感動が伝わってこない。この作品も丁寧につくっているのだろうが、メリハリがなかった。

●映像美:4.20
 冷戦時代を感じるモノクロトーンの映像は、美しく、時代背景を見事に描いていた。

●感動力:2.50
 前述の通り、途中で寝てしまったが、ラストシーンでは、感動するものがあって、少しウルッときた。

以上 Facebookや宣伝では、感動の嵐・絶賛の渦に包まれているような感じだったが、私自身はイマイチからまずまずの出来だったと感じました。

皆さまはどうでしょうか?・・・最近、本当の感想「面白くない」と書くと、怒る人も多く、有名人のTwitterやブログは炎上することもあるようですが、自分の正直な感想や意見を言えなくなる時代にはなって欲しくないですね。

特にFacebookなどでは、ええ人、楽しい投稿が殆どで、拝見していて、皆さん、本当楽しそうな人生をおくられているのだな〜と、羨ましく思ってしまいます。

が、皆さん、たぶん、SNSでは、良いことしかアップせずに、人生の甘いや粋も心の奥底に静かに閉まっているのだと思います。

人生苦あり、楽ありです、ハイ!・・・何のこっちゃ?!

では、では、映画を観たら、良くも悪くも今後も感想をアップしていこうと思います。

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